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2006年10月 3日 (火)

Only You Can Rock Me (UFO)

1978年のアルバム「Obsessin(邦題は宇宙征服)」のオープニングを飾る曲。シングルとしても大ヒットし、UFOの人気を不動にした曲でもある。

前作のアルバムで世界的に大物バンドの仲間入りを果たしたUFO。しかしこのアルバムのレコーディング直前までマイケル・シェンカーは失踪していたという(笑)。その後何度も繰り返された失踪だったが、この時が初めてだったらしい(笑)。大ヒットした前作の収穫を逃してはならぬとばかりに、立て続けのアルバム・リリース予定に嫌気が差したのだろうか。マイケルが見つからない場合、急場しのぎのライブ盤をリリースするつもりだったらしいが、レコーディングが始まる直前にひょっこり現れ、この曲のソング・ライティングにも参加したとのこと。さすが「神」(笑)。ツボを押さえていらっしゃる。ライブ盤はこのアルバムの後にリリースされている。

この曲のイメージはブリティッシュ・ロックというよりも、限りなくアメリカン・ロックである。明らかにアメリカを意識したサウンドと言って良いだろう。この曲(アルバム)のプロデューサーは前作と同じロン・ネヴィソン。レッド・ツェッペリンなどをプロデュースした人である。思惑通りこのアルバムもヒットしたというわけだ。

この時代のアメリカ・バンドにはイーグルスやボストンなどがいて数々のヒットを放っていたわけだが、UFOのサウンドはアメリカ勢と大きく異なる。それはやはりマイケル・シェンカーの存在を抜きに語ることは出来ないだろう。この時代は(というか、いつの時代も)レスポール系の甘く太い音がハードロックの基本であったわけだが、マイケル・シェンカーのフライングVは「これを個性と言わず何と呼ぶのか」というくらい個性的な音である。ボストンを聴いた後にマイケル・シェンカーの音を聴いてみて欲しい。一口にハードロックと言っても色々だという事がわかるから。まぁトム・ショルツとマイケル・シェンカーは両極端に位置していると思うけどね。

それにしてもこの曲の間奏は痺れるね~!ギターソロはもちろんだが、コード進行やリズムの取り方など、構成そのものが素晴らしい。単なるハードロック・バンドではなく、ロック・ミュージックという芸術だと思う。この礎となるものは何かの模倣や上ずみをすくったものではない。その辺が洋楽の素晴らしさ。バッハの時代から積み上げてきた音楽的素養がヨーロッパの人達にはあるよな。我が国は長いこと鎖国してましたからな。それが大きな差になっているのだろう。

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