2009年6月 8日 (月)

Meriton

Kizai_055

90年代のカセットテープ。恐らく半ばから後半にかけてのものではないだろうか。
国産なのか輸入品なのかは判らないが、間違いなく廉価版のもの。ノーマルポジションでインデックスもこの上なくシンプル。この時代は言うまでも無くCDの時代であり、録音媒体もMDが中心だった。そのためカセットテープの需要はオーディオマニアにはそれほど無かったように思われる。

私自身、CDからテープにダビングするということも殆んど無くなり、このテープに録音されているものも何枚かのCDからセレクトされて録音された、所謂「オムニバス」のような感じのものである。しかしCDという原音が非常に素晴らしい音源のため、テープ自体のノイズも感じられずストレスは無い。廉価版とは言ってもテープ自体のポテンシャルも上がっているため、私の10代の頃の廉価版とは全く違うものである。結局、出音が良ければそれなりの音になるのだろうか。CDとはやはり素晴らしいものである。

それにしてもこれ、どこで買っていたのだろうか。それを気にすることなく購入していたということからも、この時代以降のカセットテープに対する認識が窺える。もう既に時代はデジタルに変わりつつあったのだった。

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2009年5月11日 (月)

SONY UCX

Kizai_053

SONYのUCX。各メーカーが高品質テープを次々に登場させていた時代のクロームテープである。CDが開発(一般化)される直前のカセットテープで、個人的にはこの時代がアナログ・オーディオの頂点だったのではないかと思う。

この時代のSONYのテープは何と言ってもデザインが美しい。各ラインナップ共通のデザインで、それを揃えるのも楽しかった。音楽を聴くという行為がただそれだけにとどまらず、テープを選ぶということにもその思い入れがあった時代。選んだテープによってその音楽に対する愛情を測ることが出来たのだった。限りなく原音に近く非常にクリアな美しい音になった現代ではあるが、そんな個人的な深い想いは薄れてしまったのかもしれない。デジタルにはデジタルの良さはもちろんあるのだが。

ちなみにこのテープに収録されているのは「MADE IN LOVE」というオフコースの曲のインストゥルメンツ・アルバム。オリジナル・アルバムではなく、キーボーディストの山田英俊氏のプロデュースによるもの。オフコースのメンバーは全く関わってはいないものの、そこそこヒットしたアルバムだったと思う。

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2009年5月 1日 (金)

Konica XR1

Kizai_052

久々のカセットテープシリーズ。KonicaのXR1、ノーマルテープである。
恐らく90年代中頃のテープだと思うのだが、我が家には案外このテープが多い。
この時代になるとテープの音質等の拘りは全く無くなり、「取りあえず録れていればOK!」みたいな感じだったと思う。CDアルバムを丸ごとテープにダビングすることも少なくなり、好きな曲をセレクトしてテープに録る、というような感じが多くなった頃だった。しかしそれもまたその後MDにシフトしていくわけで、カセットテープの役割が終わりつつある時代だったのかもしれない。

コニカがカセットテープを出していたのは意外。しかしそれに気が付いたのはつい最近のことだった。それほど既にテープに拘るということが無くなっていたということだろう。しかしそれは逆に言えば品質も上がっていたからで、普通に聴く分には全く問題ないように思う。尤も、CDからのコピーなのでその過程でノイズが乗ることはあり得るはずも無く、相当な粗悪テープで無い限り問題無かったのは当然と言えば当然のことであるのだが。

私にとってこのテープの時代がアナログの最後という感じである。
このあと大きく時代が変わっていったのだった。

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2008年12月 7日 (日)

TDK D

Kizai_051

TDKのノーマル・ポジション・テープ。TDKのラインナップの中では最もグレードの低いものであるが、これをベースにして様々なランクのものが作られていったのだと思う。なので意外に音は悪くない。素直な音だし、どこで何で聴いてもクセの無い音だった。俺とは非常に相性が良かったな。ゴージャスなことは無いけれど、それなりに正直に表現してくれるのが一番。価格以上に活躍してくれるテープであるのだ。

このデザインは「D」としては新しい方ではなかったか?使用者がインデックスを貼るタイプのものがあったり、その前は少々野暮ったいデザインだったりしたから。それらは実家に帰ればあるでしょう。正月にそれらを発見するのがまた楽しみでもあるのです。

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2008年10月15日 (水)

That's EM

Kizai_049

That'sのハイポジションテープ、EM。
一昔前は太陽誘電と言えばThat'sというイメージだったが、今ではThat'sなんて誰も知らないのではないか、とも思う。今や光学ディスクの優良メーカーという感じ。もともと何の会社だったのかは判らないが、時代と共に大きくなっていったイメージもある。

しかしこのThat's、登場したての頃はまがい物ぽかったなぁ~。ある日突然出てきたようなイメージもあって、そもそもの印象はそれほど良くはなかったように思う。どこに行ってもあるものだから、「じゃあ買ってみるか」という感じで始まったんじゃないかな。このテープにはユーミン(松任谷由実)のアルバム「ボイジャー」が録音されているのだが、その頃には既にThat'sがあったということ。録音した日は1984年3月7日と書いてある。そんな前からあったんだなぁ。何か不思議(笑)。

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2008年9月 8日 (月)

DENON DX4

Kizai_048

音楽をやるものにとって「DX」と言えば、YAMAHAのFM音源シンセサイザーの代名詞であるが、こちらはDENONのカセットテープのシリーズ。実はYAMAHAよりこちらの方が先。あの「DX-7」が登場した時は「え?YAMAHAのカセットテープ?」と思ったほど、このテープは市民権を得ていたように思う。まぁそんな勘違いは俺だけかもしれないけど。

DX4はこのシリーズのノーマルテープの中では最高峰だったと思う。DX1、DX3、DX4がノーマルテープで、クローム、メタルとラインナップが続いていたように記憶している。写真のテープにはFMラジオから録音したものが収録されており、今もなお普通に健在。このデザインは2代目だったような気がするのだがどうだったかな?

この当時は「デンオン」と発音していたが、現在は「デノン」と言うらしい。DENONはコロムビアのオーディオブランドだったが、現在では電子ピアノ等の楽器類も販売している。コロムビアの電子ピアノは昔からあったので全く未知の世界でも何でもないのだが。
でもやはり、「デンオン」と発音してしまうよなぁ。

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2008年8月14日 (木)

TEAC COBALT 46X

Kizai_047

ティアックのカセットテープ、コバルト46X。
これを購入したのは恐らく高校生の頃だと思う。1986~87年頃かな?
これはハイポジションで、元々は4トラックのカセット・マルチトラックレコーダーの録音のために購入したもの。録音が終わり保存しておけば良いものを、どうしてもダビングしたいLPがあり上から重ねてしまった。そのお陰で音はこの上なく酷い(笑)。マルチトラックのレコーディングでさんざん録ったり消したり進めたり戻したりしていたから。そのLPというのはボブ・シーガーの「Like A Rock」であった。

当時使っていたマルチトラックレコーダーはティアックのPORTA ONEで、同じティアック同士だから音も良いかな、と思って使ってみたのだが、それほど相性が良いとは思えなかった。いつも使っていたマクセルのUDⅡの方がずっと良かったような気がする。

このテープの売りは「カセットのフレームの中にオープンリールを仕込ませてあり、走行安定性に優れています」とのことだったが、それは特に感じられなかったな。これを最初から普通のオーディオテープとして使っていたらどうだったのだろうか。何本か買っておけば良かった・・・。

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2008年7月23日 (水)

SANYO C-U

Kizai_046

サンヨーのノーマル・カセットテープ、C-U。
これはそれほど流通していなかったように思うのだが・・・。
珍しいものがあると買ってしまう性質なので、こうしたものが我が家にはあるというわけ。
それほど珍しいものでも無かったかな?その辺の記憶は曖昧である。
このテープに録音されているものはFMから録音したビートルズ。
俗に言う「エアチェック」というものだ。インデックスには1985年3月21日と書かれてある。
という事は、中学校を卒業して高校に入学する春のこと。
当時はFMで何が掛かるかがFM雑誌などで事前に判っており、その曲を録音するためにラジオの前でよく待っていたものだ。現在ではすっかりFMも変わり、まるでAMのような有様。AMが悪い訳ではないが、何もFMがAMにならなくても良かろう。当時はまだ「FM=音楽番組」という判り易い図式があった時代。音楽にとってラジオがまだまだ重要な場所であった時代だったのだ。

このテープはFM局がAM化するかのように、音楽がファッション化する予兆を表すものだったのかもしれない。この可愛らしいデザインは、明らかにそれまでの購買層ではないところを狙っていたのだろう。当時のサンヨーと言えば、ラジカセ「U-4」。このファッショナブル性は全てのラジカセの中で群を抜いていた。そのラジカセとセットで売り出されていたテープなのかも。左上の犬のイラストは「U-4」のキャラクターだったような気もする。

音は可もなく不可もない。だからこそエアチェックに使うテープにしたのだろう。でもこのテープ、今でも現役バリバリ。先日「本日の1曲」で紹介したビートルズの「She's A Woman」はこのテープに入っている。貴重な曲を現代に伝えているのはこの安っぽいカジュアル・テープなのであった。

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2008年6月27日 (金)

BASF RROⅠ

Kizai_045

ドイツのメーカーBASFのPROⅠ、ノーマルポジションのテープです。
このテープには浜田省吾さんの「その永遠の一秒に」というアルバムが入っています。
とは言ってもこのテープ、その当時(1993年)に買ったものではありません。
その4~5年前に買ったんじゃなかったかなぁ?
重ねに重ねて浜省さんのアルバムに落ち着いたわけですが、これがエラく音が悪い。
新品でこの音質だとすると、相当に製品的に問題有りです。
なので音を重ねに重ねた結果だと思うのですが・・・。
もうこの時代になると、テープで聴くということがあまり無くなってきましたからね。
新譜をわざわざカセットに落とすという行為が無くなっていた時代でありました。

何本かBASFのテープは持っているのですが、俺とはあまり相性が良くありませんでした。

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2008年5月10日 (土)

TDK SA-X

Kizai_043

TDKのクローム・テープ、SA-Xです。
その後「ハイ・ポジション」と呼ばれましたが、80年代中盤まではクロームテープと呼んでいました。このSA-Xはクロームの中で最上級のもので(83年当時)、この格下にはSAというクロームテープがありました。

カセット・インデックスは市販のものや「FMステーション」という雑誌のものを主に使っていたため、オリジナルのものは殆んど捨ててしまっています。今思えば勿体ないですね。このテープは奇跡的に(笑)残っていたため写真に載せてみました。懐かしく思う人もいるのではないでしょうか。

このテープにはあんべ光俊さんの「HEARTS」が入っています。このアルバムは昨年発売されたCD-BOXがリリースされるまで長い間CD化されなかったので、このテープはついこの間まで現役だったというわけです。インデックスに記載されている録音の日付は「1983.12.7」。もうすぐ25年・・・。俺は中学2年でした。時は流れているのですねぇ~。

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